灯油被った男が取調室で焼死・タバコ吸わせろにライター渡す
愛知県警熱田署(名古屋市熱田区)の取調室で、事情聴取を受けていた同区青池町、無職久保田一二三さん(45)の衣服に火がつき燃え上がり、全身やけどで死亡した。
近藤道晴副署長によると、久保田さんは自宅で内縁の妻とけんかをし、灯油をかぶるなどしたとして同署が10日午後11時ごろ保護。久保田さんが着替えを拒んで「たばこを吸わせろ」と騒いだため、署員がたばこを買い別の署員が私物のライターを渡し、2階の取調室で事情を聞いていた。たばこの購入代金は久保田さんが出した。
久保田さんは床に直接座っていたが、署員がズボンの右ひざ付近から火が出ているのに気付いた後、立ち上がると一挙に全身に火が燃え広がったという。
取調室には署員3人が交代で出入りしていたが、火がついた瞬間は誰も見ていなかったとしている。久保田さんの近くにたばこの吸い殻が1本落ちていたことから、たばこの火が引火したとみて調べている。取調室を含む署内は全面禁煙だった。
久保田さんは署に同行を求められた際、自宅前で自分の体にライターで火を付けるようなそぶりをした。このためライターを署員が取り上げていた。
近藤副署長は「服を早く着替えさせるべきだし、たばこを吸わせたことも適切でなかった。事態を重く受け止める」と話し、関係した署員の処分を検討するとしている。
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